万葉集 巻十七 3988

ぬばたまの月に向かひてほととぎす鳴く音遙けし里遠みかも

***

(月に向かって鳴くほととぎすの鳴き声が彼方から聴こえてくるよ。
まだ人里からは遠いところにいるからかな。)

遙か彼方から聞こえてくる音。
すぐ近くから聞こえてくる音。

出来ることならば、すぐ近くで聴きたい音がある。

今は遠いところで鳴いているけど、
ここまでやってくる日がきっともうすぐ来る。

***

音を遠ざけてしまった自分を反省しながら、
音が帰ってくる日を待っている自分がいる。
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by hapipi_hapipi | 2005-06-20 19:52 | 音景色=本文=
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