万葉集 巻七 1068

天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ

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(天の海に雲の波が立ち、月の船が星の林に漕ぎ隠れていくのが見える)

天→海
雲→波
月→船
星→林

空の事物が、地上の事物に見立てられている。

***

見れるかどうかも分からない流星を見たくて、
寒い夜空の下、何時間もじっと待っていたことがある。
どうしても見たくて。

見ることができたら、何かが変わる気がした。
大学1年生のとき。

自分一人の力では到底変えることのできない状況でも、
他の力を借りることによって変えられるのではないかと。

この時期になると、その頃のことをよく思い出す。

流星に願いを託そうというような思いからではなく、
どこまで待てるのか、粘れるのか、耐えられるのか…
そんな思いが強かった。
単純に、見たいという気持ちもあったけど。
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by hapipi_hapipi | 2005-11-16 19:24 | 空=本文=
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