万葉集 巻四 700

かくしてやなほや退らむ近からぬ道の間をなづみ参来て

***

(近くもない道を苦労しながらせっかく来たのに、やっぱり帰ってしまうのでしょうか)

まだまだ始まったばかり。
この先に待っている苦労を考えれば、
今、ここで辞めるのは、賢明な選択と言えるのかもしれない。

始まってからだって苦しいだろうし、始めるまでも苦しい。
思うように始められるかだって分からない。
もちろん、苦しいだけじゃない。
失うものの大きさを考えると、また躊躇してしまう。

それでも知りたい。
知的好奇心だけが原動力。

ある人に言われた言葉。
「やってみて、『やっぱりやりたいことと違った』と思ったら、
そのときに辞めても良いのだから」
正確な言葉は忘れてしまったけど、そんな意味の言葉だった。

まだまだ止まる気にはならない。
まだまだ引き返すわけにはいかない。

5日が経過して、
素直にそう思えるようになった。

***

かくしてや なほやまからむ
ちかからぬ みちのあひだを
なづみまゐきて
d0009323_1432412.jpg

[PR]
by hapipi_hapipi | 2006-02-22 20:59 | 恋=本文=
<< 万葉集 巻五 842 万葉集 巻四 702 >>