万葉集 巻十五 3617

石走る滝もとどろに鳴く蝉の声をし聞けば都し思ほゆ

***

(岩を流れ落ちる滝がとどろくほどに鳴く蝉の声を聞けば、故郷の都が思われる)

今日、蝉の鳴き声を聞いた。今年初。
私が気がつかなかっただけで、もっと前から鳴いていた可能性もある。
蝉の鳴き声を聞くと、夏だなぁと実感する。
蝉爆弾を見るようになると、夏の終わりを実感する。

虫全般が苦手だが、その中でも、蝉は特に苦手だ。
止まっていてくれたら大丈夫なのだが、
突然飛んだり、動き出したりするのがだめだ。
いつ飛ぶか分からないから、近くを通るのが怖い。

蝉が玄関近くに止まっているがために、
部屋に入れなかったこともある。

そういえば、去年の夏、
京浜東北線に乗っていたら、
電車の中に蝉が入ってきたことがある。
鳴きながら、車両のあちこちを飛び回っている蝉。
隣の車両に移るために動くことすら出来なくなり、固まっていた。

次の停車駅で、50代位のスーツ姿のおじさんが、
蝉をつかまえて、外に放した。
間違えて車中に迷い込んでしまった蝉のためにした行為だろうけど、
同じく、私も命拾いした気分だった。
[PR]
by hapipi_hapipi | 2006-07-12 22:20 | 音景色=本文=
<< 万葉集 巻四 484 万葉集 巻十一 2770 >>