万葉集 巻三 351

世間を何に譬へむ朝びらき漕ぎ去にし船の跡なきがごと

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(この世の中を一体何にたとえよう。 朝、港から海に漕ぎ出していく船の引く跡が、
 わずかの間で消えてしまうようなものだ、とでも言おうか)

この歌は、沙弥満誓(さみまんせい)の歌。
満誓というのは、
笠朝臣麻呂(かさのあそんまろ)が出家したときの号。

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今年は梅雨なのに雨の日が少ないなぁと思っていたら、
ここに来て、週間天気予報は雨マーク続き。

コンクリートではなく、芝生の草に打ちつける雨音。
しゃんしゃんしていて、聞いていて心地良い。



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よのなかを なににたとへむ
あさびらき こぎいにし ふねのあとなきがごと
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by hapipi_hapipi | 2006-07-19 07:29 | 時間=本文=
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