万葉集 巻八 1465

霍公鳥いたくな鳴きそ汝が声を五月の玉にあへ貫くまでに

***

(霍公鳥よ、たくさん鳴かないでいてくれ。おまえの声を薬玉と一緒に緒に通すまでは)

一つ前の歌(1939番歌)と同じく、
霍公鳥の鳴き声は端午の薬玉に混ぜるものだったことが分かる。

薬玉に混ぜて、緒に通すまでは、ひどく鳴くなと詠われている。
1939番歌で、初声を求めているように、
最初の音にこそ、薬玉に混ぜたくなる力があり、
音を発し続けるとともに、
音の持っている力が落ちていくと考えられていたのではないだろうか。
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by hapipi_hapipi | 2005-05-01 20:19 | 音景色=本文=
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