万葉集 巻一 84

秋さらば今も見るごと妻恋ひに鹿鳴かむ山そ高野原の上

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(秋になると、このように妻恋いの鹿の鳴き声が聞こえてくる山です。
 高野原の上は。)

鹿の鳴き声を、妻を求めて鳴いていると聴き、
「妻恋」という言葉で表している。

大学4年生の冬、
興福寺の追儺会に合わせて、
母親と二人で奈良に行った。

1泊2日の、
短い旅行だったけど、
行きは6時台の新幹線で、京都に9時前に着き、
帰りは19時台の新幹線で帰ったから、
2日間とは思えないほどの時間を過ごせた。

このブログのロゴ画像は、
そのとき、飛火野で撮った写真。

風は冷たいのに、
よく晴れていて、太陽の光が暖かく、
包み込むような柔らかさを持っているのに、
ピンと張り詰めている空気を感じた空間。

見渡す限り人が居なくて、
空間を独占している気分になった。

これが、野なんだなぁ…と思ったのを覚えている。




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あきさらば いまもみるごと
つまこひに かなかむやまそ たかのはらのうへ
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by hapipi_hapipi | 2006-09-11 09:15 | 動物=本文=
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