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万葉集 巻十 1945

朝霧の八重山越えて霍公鳥卯の花辺から鳴きて越え来ぬ

***

(朝霧のたちこめる山々を越えて、霍公鳥が卯の花の咲くあたりから鳴いてやってくるよ)

景色の遠近、鳴き声の遠近を感じることができる。
もしかしたら、寝起きに、家の中、布団の中で
霍公鳥の鳴き声を聴いているのかもしれない。

段々と、霍公鳥の声が近づいてくるにしたがい、
朝が来たことを知る。
昔の人も、起きなきゃなぁと思って起きたりしたのかな。
by hapipi_hapipi | 2005-05-04 17:39 | 音景色=本文=
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