万葉集 巻二 208

秋山の黄葉を茂み迷ひぬる妹を求めむ山道知らずも

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(秋山の黄葉が茂っているので、
 道に迷ってしまった恋人を探しにいきたいのだが山道が分からない。)

柿本人麻呂の泣血哀慟歌(きゅうけつあいどうか)の一つ。
妻が死に、血の涙を流し、
歎き悲しんで作った歌とされている。

この歌の前にある長歌との関係で、
妻というよりは、恋人だったことが分かる。

黄葉が美しいから、山に入り、道に迷ってしまった恋人。
愛する恋人を探しにいきたいのに、黄葉が茂っているために、
道が分からない。

映画のワンシーンのような、美しさがある。




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あきやまの もみちをしげみ
まとひぬる いもをもとめむ やまぢしらずも
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by hapipi_hapipi | 2006-10-19 08:18 | 恋=本文=
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