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万葉集 巻八 1498

暇無み来ざりし君に霍公鳥われかく恋ふと行きて告げこそ

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(暇が無くて来なかったあなたに、
 霍公鳥よ、わたしはこのように恋うていると、行って告げて欲しい。)

坂上郎女の歌。

古代の人々は、
カッコウとホトトギスを混同して認識していたのではないかと論じられるが、
その根拠として取り上げられる歌の一つだ。

「かく恋ふ」という語が、
カッコウの鳴き声、「カッコー」を聞きなしたものと指摘されている。





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いとまなみ こざりしきみに
ほととぎす われかくこふと ゆきてつげこそ
by hapipi_hapipi | 2006-10-27 07:33 | 動物=本文=
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