人気ブログランキング | 話題のタグを見る

万葉集 巻十 1824

冬ごもり春さり来ればあしひきの山にも野にも鶯鳴くも

***

(冬が過ぎて春がやって来ると、山にも野にも鶯が鳴き渡ることよ)

「こもる」は、すっかり蔽(おお)われること。
冬が包まれて消えてしまう。

「あしひきの」は、意味を汲んで漢字を当てると、「蘆檜木」。
(原文表記は足比木乃)
山につながる枕詞。

***

昨日入ったカフェで、
ウィルキンソンのビンが並んでいるのを見て、
連鎖反応的に、口中に生姜が広がった。

炭酸飲料好きの兄と母は、
最近、ウィルキンソンのビン入りジンジャエールがお気に入りらしく、
大量に買い占めている。

実家に遊びに行ったときに飲んでみると、
「生姜!!」のインパクトが強烈。
一時期服用していた漢方薬のようだった。

今年に入ってから口にしたもので、
一番、印象に残っている味かもしれない…。
好き嫌いは別として。




***

ふゆごもり はるさりくれば
あしひきの やまにものにも うぐひすなくも
by hapipi_hapipi | 2007-02-23 09:07 | 季節=本文=
<< 万葉集 巻三 409 万葉集 巻十六 3840 >>