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万葉集 巻十 1879

春日野に煙立つ見ゆ少女らし春野のうはぎ採みて煮らしも

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(春日野に煙が立ち登るのが見える。少女が春野の嫁菜を摘んで煮ているようだ。)

春の訪れを詠んだ歌。
「うはぎ」は、嫁菜(よめな)の古名。

春菜を摘んで煮て食べることは、
春の生命力を体に取り入れることになる。

嫁菜は関西に生育していて、
関東では、関東嫁菜という品種になるらしい。
興味しろいことに、嫁菜が食べられるのに対し、
関東嫁菜は食べられないようだ。

嫁菜の胡麻和え、食べてみたいな。

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かすがのに けぶりたつみゆ
をとめらし はるののうはぎ つみてにらしも
by hapipi_hapipi | 2007-04-11 21:25 | 季節=本文=
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