万葉集 巻十 1946

木高くはかつて木植ゑじ霍公鳥来鳴き響めて恋益らしむ

***

(木を高く植えることはしないよ。(木を高く植えてしまうと)霍公鳥がやって来て
鳴き声を響かせ、恋心を助長するよ)

霍公鳥が(家の庭に)来て鳴くと、恋心が増して辛いため、
木を高く植えないと詠っている。
霍公鳥の声で恋心が増すと捉えられていたこと、
高い木には霍公鳥がやって来て鳴くものだったことが分かる歌である。

音を聞かないための対処法として、
木を高く植えないというのがおもしろい。
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by hapipi_hapipi | 2005-05-14 23:45 | 音景色=本文=
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