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万葉集 巻十八 4050

めづらしき君が来まさば鳴けと言ひし山ほととぎす何か来鳴かぬ

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(滅多に来ないあなたが来たら鳴くようにと言っておいた山ほととぎすは、
 どうして、やって来て鳴かないのでしょう。)

「めづらし」は、
ここでは、「珍し(めづらし)」のニュアンスで訳したが、
元々は、「愛づ(めづ)」から派生した語。
対象が素晴らしく、
普通とは異なっていて、心が惹かれてしまうことを表す。

***

夫を迎えに行った帰りに寄ったローソンで、
思わず買ってしまった500mlペットボトルのお茶。伊右衛門。

季節の茶花と題した鈴がおまけに付いていて、
全十二ヶ月。十二種類。

d0009323_23211470.jpg一月 水仙
二月 紅梅
三月 菜の花
四月 桜
五月 菖蒲
六月 藤
七月 紫陽花
八月 朝顔
九月 桔梗
十月 ススキ
十一月 紅葉
十二月 椿

***

(万葉集 巻十八 4050)
めづらしき きみがきまさば なけといひし
やまほととぎす なにかきなかぬ
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by hapipi_hapipi | 2007-06-09 22:16 | 動物=本文=

万葉集 巻八 1603

この頃の朝明に聞けばあしひきの山呼び響めさ男鹿鳴くも

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(この頃の夜明けに耳をすますと、山を響かせて男鹿が鳴いている声が聞こえる。)

家持の歌。
題詞には、「鹿鳴(ろくめい)」の歌とある。

***

父親と食事をした帰り、
お土産に買ってくれた「ぷちどーる」のパイシュー。
2人で住んでいるのに、
4個だと縁起が悪いからという理由だけで、パイシュー×5個。

せっかく買ってくれた父親に怒られそうだけど、
味よりも何よりも、"保冷剤"に感動した。
環境型保冷剤(クールアイスエコ)で、除菌・消臭剤として、
再利用できるのだ。

これまで、保冷剤は、保冷剤としてしか再利用したことがなかったので、
ただただ驚くばかり。

普段から、冷凍庫と冷蔵庫には、いくつかのストックがあるが、
増える一方なので、捨ててしまうことがほとんどだ。

この環境型保冷剤は、
実用的な除菌・消臭剤として再利用できるのが魅力的なだけでなく、
再利用しやすいよう、
簡単に開けられるマジックカットになっている点が素晴らしい。

一頻り感動した後、
袋の中とはいえ、除菌・消臭剤になるようなもので保冷するのは、
いかがなものかとも思ったが、
保冷剤のパッケージには、
食品衛生法で食品添加物として認められている
弱酸性次亜塩素酸水を使用と記載してあり、安心感がある。
ここで使われているものは、水道水の塩素濃度と同じくらいらしい。

今まで気がつかなかっただけで、
環境型保冷剤を使用しているお店は多いのかな。

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写真提供:Yoko

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(万葉集 巻八 1603)
このころの あさけにきけば
あしひきの やまよびとよめ さをしかなくも
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by hapipi_hapipi | 2007-06-04 09:09 | 動物=本文=

万葉集 巻四 502

夏野ゆく牡鹿の角の束の間も妹が心を忘れて思へや

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(夏の野を歩いて行く牡鹿の角の生え変わりが束の間であるように、
私も恋人の思いを僅かの間も忘れることはない。)

人麿の歌。
夏に生え変わる鹿の角が景として捉えられている。

万葉集中には、鹿の歌が60例ほどあるが、
夏の歌は、この歌一例だけである。

***

昨日は、亀戸天神内にある「若福」に行ってきた。
馬鈴薯豆腐がおいしかった。

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写真提供:Yoko

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(万葉集 巻四 502)
なつのゆく をしかのつのの つかのまも
いもがこころを わすれてもへや

2007.06.28追記↓
「牡鹿の角の束の間も」は、
鹿の角があっという間に生え変わるということではなかったようだ。
夏になり、鹿の角が生え変わり、角が短いことと、
束の間がかけられていると解釈するのが一般的なようだ。
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by hapipi_hapipi | 2007-06-02 10:10 | 動物=本文=

万葉集 巻四 735

春日山霞たなびき情ぐく照れる月夜に独りかも寝む

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(春日山に霞がたなびき、私の心もふさいでいる。
 月が明るく照っている夜なのに、独り寝することよ。)

坂上大嬢が家持に贈った歌。

美しい月夜で、
共寝ができるはずの夜なのに、恋人の訪れがなく、
独りで寝なければならない夜。

「情(心)ぐく」は、形容詞「情(心)ぐし」の連用形。
心が晴れ晴れしない意。

***

昨日、四つ葉のクローバーをもらった。
希望・信仰・愛情・幸福。

良いことあるかな…。

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(万葉集 巻四 735)
かすがやま かすみたなびき こころぐく
てれるつくよに ひとりかもねむ

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by hapipi_hapipi | 2007-05-18 20:48 | 音景色=本文=

万葉集 巻十 1981

霍公鳥来鳴く五月の短夜も独りし寝れば明しかねつも

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(霍公鳥がやって来て鳴く五月の夜は短いはずなのに、
 独りで寝ていると、夜明けが待ち遠しく、こらえきれなくなる。)

「短夜(みじかよ)」は、
万葉集中、この一例のみの言葉である。

夏の短い夜。

反意語は、秋の長い夜。
「長夜(ながよ)」が想像できるだろう。

夜が長いことを詠んだ歌は何例かあるが、
「長夜」という語を含んだ歌は、こちらも、一例(巻十・2302)しか確認できない。

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写真提供:Yoko

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(万葉集 巻十 1981)
ほととぎす きなくさつきの みじかよも
ひとりしぬれば あかしかねつも
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by hapipi_hapipi | 2007-05-07 16:41 | 音景色=本文=

万葉集 巻四 661

恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽してよ長くと思はば

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(恋いて恋い続けてやっと逢えたその時だけでもせめて、
 うれしい言葉を尽くして欲しい。この恋を長続きさせようと思っているなら。)

大伴坂上郎女の歌。

虚言でも良いから、
うれしい言葉をかけて欲しい意と解釈されたりもしている。

「愛(うるは)し」は、「潤(うる)ふ」が形容詞化した語で、
つやつやと光沢があり、
冷たい感じの伴う美しさにいうのが原義。

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会社員時代の同期と、
立川にある昭和記念公園までバーベキューに行ってきた。

想像していた倍以上の広さで、
公園のスケールの大きさに、ただただ驚くばかり。

「きみはペット」に使われていた原っぱで、
バドミントンをしたり、フリスビーをしたり、
園内を歩き回ったり。

遊びつかれてくたくたになりながらも、
帰りは、吉祥寺で途中下車して、
久しぶりに「はと時計」へ。
毎週末のように行っていた時期もあるのに、
引越してからは、吉祥寺に行くことも無くなってしまい。

こっちに引越してきて、ちょうど一年が経った。

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(万葉集 巻四 661)
こひこひて あへるときだに
うるはしき ことつくしてよ ながくともはば
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by hapipi_hapipi | 2007-05-04 11:53 | 恋=本文=

万葉集 巻二 88

秋の田の穂の上に霧らふ朝霞何処辺の方にわが恋ひ止まむ

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(秋の田の稲穂の上にかかる朝霞のような私の恋は、
 どの方角に晴れ渡るのだろう。)

恋心が、田のような低地にわだかまって動かない霞に喩えられている。
題詞では、磐の姫が仁徳天皇を恋う歌であるとされている。

恋の成就。希望。

***

私がよく遊びに行くブログの一つであるksksk312さんの「HOPE」が、
今週のピックアップブロガーに選ばれたとのこと。
おめでとうございます!!

→5/1 今週のピックアップブロガー紹介記事:「HOPE」のksksk312さん登場!

恐縮ながら、
記事内で、お気に入りブログの一つとして紹介していただきました。

***

一昨日、夫にksksk312さんの「HOPE」の話をした矢先の出来事。
ここ数日、良い偶然が続いている。

「HOPE」というタイトルには、個人的にとても思い入れがある。

好きなアーティストベスト3に入るラーシュ・ヤンソンに、
同名の曲があり、ksksk312さんのブログに遊びに行くたびに、メロディが浮かぶ。

ラーシュ・ヤンソン『HOPE』

    パンドラが箱を開けたとたん、
    あらゆる災いが飛び出したけど、
    希望だけは残された。
    大切なのは心をリフレッシュして、
    望みを持つこと。
    (http://www.lars.jp/cd-hope.html)

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写真提供:Yoko

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(万葉集 巻二 88)
あきのたの ほのへにきらふ あさかすみ
いつへのかたに わがこひやまむ
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by hapipi_hapipi | 2007-05-02 02:15 | 恋=本文=

万葉集 巻二 169

あかねさす日は照らせれどぬばたまの夜渡る月の隠らく惜しも

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(太陽は照らすけれでも、夜を渡る月が隠れてしまうのは惜しいことだ。)

「あかねさす」と「ぬばたまの」は枕詞。

「あかねさす」は、私が一番好きな枕詞だ。
たぶん、「あかね」という言葉が好きなのだろう。

「あかねさす」は、「あか(あけ)」+「ね」+「さす」。

  「あか(あけ)」→明け。明るくなること。夜明け。
  「ね」→根。根本。元。

  「あかね」→明るくなる根本。色のイメージは、太陽が昇る直前の朝焼け。

「あかね」の語源を「赤根」と考えると分かりやすいが、
「あか」を「赤」に置き換えることには、異論を唱える研究者もいる。

***

オーストラリアに1年間留学していた友人に、
100枚以上の写真を見せてもらった。

友人のアルバムを見ていてる私の手が止まる写真が、
ことごとく、空・海・花の景なのだ。

空・海・花の写真が好きなのは、自覚していたが、
ここまで露骨にあらわれると、笑ってしまう。

空の写真の中では、朝焼けと夕焼けが好きだ。
そういえば、夕焼けの写真に出会うことは多いが、
朝焼けの写真に出会うことはあまりない。
(写真家さん、ぜひ早起きしてください!)

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あかねさす ひはてらせれど
ぬばたまの よわたるつきの かくらくをしも
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by hapipi_hapipi | 2007-04-13 09:56 | 空=本文=

万葉集 巻十 1879

春日野に煙立つ見ゆ少女らし春野のうはぎ採みて煮らしも

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(春日野に煙が立ち登るのが見える。少女が春野の嫁菜を摘んで煮ているようだ。)

春の訪れを詠んだ歌。
「うはぎ」は、嫁菜(よめな)の古名。

春菜を摘んで煮て食べることは、
春の生命力を体に取り入れることになる。

嫁菜は関西に生育していて、
関東では、関東嫁菜という品種になるらしい。
興味しろいことに、嫁菜が食べられるのに対し、
関東嫁菜は食べられないようだ。

嫁菜の胡麻和え、食べてみたいな。

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かすがのに けぶりたつみゆ
をとめらし はるののうはぎ つみてにらしも
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by hapipi_hapipi | 2007-04-11 21:25 | 季節=本文=

万葉集 巻十七 3965

春の花今は盛りににほふらむ折りて插頭さむ手力もがも

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(春の花は今を盛りに美しく色づき香っているのだろう。
 枝を折って挿頭にする手力があったらなあ。)

3月に、京都に行ってきた。
目的はただ一つ。
大徳寺聚光院の四季花鳥図を見るため。

聚光院に行くのは二回目。
前回は、大学のゼミで特別拝観させてもらったため、
完全独占状態で見ることができたのに、
四季花鳥図だけは、美術館に貸し出し中のために、
残念ながら見ることができなかった。

冬の特別拝観期間が終わったら、全ての襖絵が
京都国立博物館に寄託されると聞き、
急遽、見に行ってきた。

"聚光院"という本来の居場所で見られる
最後のチャンスになるかもしれないということで。
(里帰り企画とかもありそうだけど…)

前回の訪問から4年の時間が流れている。

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はるのはな いまはさかりに にほふらむ
おりてかざさむ たぢからもがも
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by hapipi_hapipi | 2007-04-07 14:22 | 植物=本文=