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万葉集 巻十七 3972

出で立たむ力を無みと籠り居て君に恋ふるに心神もなし

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(外に出かけていこうとする力が無く、引きこもってあなたを恋しく思っていると
 心がぼんやりしてしまう。)

大伴家持の歌。
万葉集に、こんな歌があったことに驚いた。

「心神もなし(こころともなし)」という表現が興味しろい。
"こころもとなし"は聞き慣れているけど、
"こころともなし"は、聞き慣れない。

"こころどもなし"と、濁点をつける注釈書もある。

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(万葉集 巻十七 3972)
いでたたむ ちからをなみと
こもりいて きみにこふるに こころともなし
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by hapipi_hapipi | 2007-07-22 20:31 | 恋=本文=

万葉集 巻十七 3965

春の花今は盛りににほふらむ折りて插頭さむ手力もがも

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(春の花は今を盛りに美しく色づき香っているのだろう。
 枝を折って挿頭にする手力があったらなあ。)

3月に、京都に行ってきた。
目的はただ一つ。
大徳寺聚光院の四季花鳥図を見るため。

聚光院に行くのは二回目。
前回は、大学のゼミで特別拝観させてもらったため、
完全独占状態で見ることができたのに、
四季花鳥図だけは、美術館に貸し出し中のために、
残念ながら見ることができなかった。

冬の特別拝観期間が終わったら、全ての襖絵が
京都国立博物館に寄託されると聞き、
急遽、見に行ってきた。

"聚光院"という本来の居場所で見られる
最後のチャンスになるかもしれないということで。
(里帰り企画とかもありそうだけど…)

前回の訪問から4年の時間が流れている。

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はるのはな いまはさかりに にほふらむ
おりてかざさむ たぢからもがも
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by hapipi_hapipi | 2007-04-07 14:22 | 植物=本文=

万葉集 巻十七 3947

今朝の朝明秋風寒し遠つ人雁が来鳴かむ時近みかも

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(今日の明け方は、秋風が寒かった。
 遠く離れた人と結んでくれる雁がやって来て鳴く日が近いのだろう。)

「『ぴょこたん』覚えてる?」

突然送られてきた、兄からのメール。

ぴょこたん?
ピョコタン??
…???ノンタン?

思い出せそうで思い出せない感覚。
自力で思い出すのは諦め、web上で検索。

「あー!懐かしい!!」
と見つけた瞬間に声を出してしまった。

『ぴょこたん』

明日、本屋さんに行ったら、
手に取って見てみよう。

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by hapipi_hapipi | 2006-09-27 07:29 | 季節=本文=

万葉集 巻十七 3988

ぬばたまの月に向かひてほととぎす鳴く音遙けし里遠みかも

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(月に向かって鳴くほととぎすの鳴き声が彼方から聴こえてくるよ。
まだ人里からは遠いところにいるからかな。)

遙か彼方から聞こえてくる音。
すぐ近くから聞こえてくる音。

出来ることならば、すぐ近くで聴きたい音がある。

今は遠いところで鳴いているけど、
ここまでやってくる日がきっともうすぐ来る。

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音を遠ざけてしまった自分を反省しながら、
音が帰ってくる日を待っている自分がいる。
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by hapipi_hapipi | 2005-06-20 19:52 | 音景色=本文=