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万葉集 巻十六 3840

世間の繁き仮廬に住み住みて至らむ国のたづき知らずも

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(世間という煩わしい仮の宿りのこの世に住んできて、
 これから行きつくであろう国(あの世)の状況も分からない。)

美大に通う友達の卒業制作展を見に行ってきた。

彼女の絵との最初の出会いは、高校1年の入学式直後。
一人一人、B5一枚の紙に自己紹介を書く…という作業のとき、
隣の席に座っていた彼女が描いている絵に一目惚れした。

初めて彼女の絵を見た日から、もうすぐ10年になる!
私は、彼女の絵が大好きだ。

卒業制作の感想、
早く伝えたいなぁと思っているのだけど、
まだ、言葉に還元できていない。

展示している絵に言葉を足した画集も見せてもらった。
その中に、こんな言葉があった。


   "やりたかったこと
    言えなかったこと

    いつもどこかに
    心を残してきた"

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by hapipi_hapipi | 2007-02-20 16:21 | 音景色=本文=

万葉集 巻十六 3849

生死の二つの海を厭はしみ潮干の山をしのひつるかも

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(生と死の二つの海が厭わしいので、海のない山が慕わしい。)

世の中の無常を詠った歌。
人間の境遇を、「生という海」と「死という海」にたとえている。

この歌に続く3850番歌には、
  右の歌二首は、河原寺の仏堂の裏に、倭琴の面にあり。
と左注が付けられていて、ここに引いた3849番歌と、
次の歌である3850番歌の二首が、
河原寺の仏堂の中にある倭琴の面に記されていたことが分かる。

***

昨日の7時に着手し、今日の13時まで、
30時間連続して取り組んだレポートを無事に提出できたため、
ほっと一息。

徹夜は滅多にしないのだが、
いざというときには、出来るものなんだなぁと、
妙に感心してしまう。

私は、徹夜明けに寝るのは好きではないため、
次に訪れる夜まで、そのまま普通に生活をする。

きっと、今晩は、気持ち良く眠れるだろうな…。

"30"と言えば、
先週、髪の毛を30cm程切った。
こんなに一度に切るのは、初めてのことだ。

髪を切った翌日は、
突然、思い立って、BLUE NOTEに行った。

歳のせいなのか、
バスター・ウィリアムスもジミー・コブも、
色んな意味でびっくりな演奏だったが、
楽しい時間が過ごせたのは確か。

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by hapipi_hapipi | 2007-02-09 19:09 | 音景色=本文=

万葉集 巻十六 3859

この頃のわが恋力給らずは京兆に出でて訴へむ

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(近頃の私の恋への努力に対して何も頂けないのでしたら、
 京のお役所に行って、訴えましょう。)

一つ前の3858番歌と対になった流行歌。
3858番歌が男の歌で、
こちらの3959番歌は女の歌。

こういう即物的な歌も、
万葉集内にあるのがおもしろい。

今日はこれから、親知らずを抜きに行くため、
起きてからずっとそわそわしている。

1度目と2度目は、
気合を入れて行ったにも関わらず、抜いてもらえなかったため、
3度目のチャレンジ!

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by hapipi_hapipi | 2006-09-04 07:54 | 恋=本文=

万葉集 巻十六 3858

この頃のわが恋力記し集め功に申さば五位の冠

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(近頃の私が恋にかける力を記録して、功績として申請したら、
 五位の位はもらえるだろう。)

一昨日は、その昔、好きだった人の誕生日だった。
気がついて欲しいがために、
廊下を走ったり、
保健室に頻繁に出入りしたり…と、
思い出すと、笑ってしまう。

組体操で、
ピラミッドや塔の一番上に立つことが多い人で、
ドキドキしながら見ていた。

そのときに使われていた曲が、
米米クラブの『浪漫飛行』。
今でも、イントロを聞くだけで、当時のイメージが次から次へと浮かぶ。

小中学生の頃の話。

運動会が似合う季節になってきた。

夏の終わりの夕焼けが、一年の中で一番好きだ。
昨日も、電車の中から見える夕焼けに、
うっかり、泣きそうになっていた。

そういえば、一昨日は、
雨上がりに虹を見ることができた。
いつ以来だろう。

左に虹。右に夕焼け。贅沢な空だった。

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by hapipi_hapipi | 2006-09-03 16:00 | 恋=本文=

万葉集 巻十六 3834

梨棗黍に粟嗣ぎ延ふ田葛の後も逢はむと葵花咲く

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(梨、棗、黍に次いで、粟が実り、
 一旦分かれた葛がまた逢おうというように葵の花が咲く)

おやつに、Afternoon Teaのサツマイモのクッキーを食べていたら、
この歌を思い出した。

サツマイモ⇒芋・栗・かぼちゃの美味しい時期がやってきた!
⇒そういえば、栗の歌があったなぁ…という発想。

この歌には、6種類もの植物が詠み込まれている。
梨(なし)
棗(なつめ)
黍(きび…古代では"きみ")
粟(あわ)
葛(くず)
葵(あおい…"あふひ"で、「逢う日」をかけている。)

万葉集中に梨の歌があるとは、意外だった。
漢詩の影響なのだろう。

葛のつるを、
一度分かれた二人が再び逢うことの喩えに使っているのだが、
動植物に関する一般常識が著しく欠落しているため、
どうも像が浮かばない。

葛と聞くと、鍵善の葛きりが最初に浮かんでしまう。
食い意地の張った子だ。

一度離れて、再び近づくかのように縦横無尽に伸びるつるの様子…。
写真を見ても、どうもぴんとこない。

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by hapipi_hapipi | 2006-08-31 18:09 | 植物=本文=

万葉集 巻十六 3827

一二の目のみにはあらず五六三四さへありけり双六の采

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(1・2の目だけではない。5・6・3・4の目もあるのだ、すごろくのサイコロには。)

キャンパス内を歩いているときに、
どこかの劇団サークルが、
「バンク・バン・レッスン」上演案内の縦看を出しているのを見かけた。

高校3年のときの創作展(=学園祭)で
クラスでやった劇のため、思い入れがある。
懐かしい気持ちになった。

私が通っていた高校は、
3つの行事(体育祭・芸能祭・創作展)を連続して行う、
「行事週間」と呼ばれる行事(?)があった。

「バンク・バン・レッスン」の上演案内の縦看を見て、
久しぶりにリアルに思い出した高校時代。
私のクラスが作り上げた「バンク・バン・レッスン」と同じ雰囲気を、
伊坂幸太郎から感じる。

伊坂幸太郎を読んだときに感じる不思議な懐かしさは、
自分の高校時代の記憶につながっているからだったんだなぁ…。

もちろん、話の内容とかではなくて。
空気感の問題。

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by hapipi_hapipi | 2006-07-08 18:57 | その他=本文=